旭川イーグルゴルフセンター

旭川イーグルゴルフセンター


所在地:北海道旭川市
末広8条4丁目

TEL: 0166-53-4919
FAX: 0166-53-4939

打席数:55打席
距離:205ヤード
駐車場:90台


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毎週木曜日更新

第4回 お日様に感謝? 

2007.7.26

「お日様に感謝」と普段はそう思っていますが、この時期には、日差しに悩まされているゴルファーが多いのではないでしょうか。
日差しの悩みと言いますと当然紫外線のことで、日本では5縲鰀8月に紫外線が最も多く発生すると言われているため、今最善の注意が必要です。
紫外線のことを簡単にお話しますと、波長の長い順にA波(UVA)・B波(UVB)・C波(UVC)に分けられ、地球を取り巻くオゾン層に阻まれて地上に届くのは、A波(UVA)とB波(UVB)の2種類の紫外線と言われています。
その2つの紫外線の特徴は、UVAは肌を黒く日焼けさせ、シミやしわの発生に大きく関わり、UVBは肌を赤く日焼けさせ、皮膚がんやシミの原因になります。
UVBは、UVAに比べるとオゾン層などに阻まれて、地上に到達する量は少量と言われていますが、皆さんもご存知のように地球の環境破壊の影響でオゾン層の状態が変わり、皮膚がんなどの影響に大きく関与しているように思います。
特にオーストラリアは、皮膚がんの発生率が最も高い国として知られ、年間多くの死者が出ているとも言われていますので、もしオーストラリアでゴルフをプレーする機会がある方は、万全な対策を心掛けて下さい。
この頃、日傘がブームになっていて、若い人の中にはファッションの一部と考えている人もいるようですが、その多くは紫外線対策として活用しているようです。
黒い肌のタイプの人は、UVAが皮膚の奥まで届き、皮膚を紫外線から守るメラニン色素(肌を黒くする原因)が作られますが、白い肌のタイプの人はメラニン色素の量が少なく、UVBの影響で赤く炎症を起こすようになりますので、黒い肌のタイプの人より注意が必要です。
紫外線の影響は、肌以外に目(白内障など)への影響も大きく、プロゴルファーを見ていると以前よりサングラスを使用しているプレーヤーが多くなったのにビックリしました。
プレーヤーにそのことを尋ねると、2つ理由があるようです。
1つは紫外線からの目の保護、2つ目には裸眼よりきれいにボールと芝目が見えることです。
サングラスをかけていないとき(左)と、かけたとき(右)の視覚イメージ)
サングラスの性能も良くなり、光の量を全体的に減らしてまぶしさを取り除く従来の作用以外に、芝や路面のギラツキやガラスの反射光を除去し、クリアな視界を保つ偏光サングラスなどを使用することで、余計な光が入らずプレーに集中することができるようです。
偏光サングラス
皆さんは、紫外線の対策としてどのようなことをしていますか?
トレーナーとして、ゴルファーに不安なくプレーを楽しんでもらうために、いくつかアドバイスをお送りしますので試してみて下さい。
1) 日光を直接浴びないように長袖シャツを着用しましょう。
(素材は、吸湿性や通気性の良いものを選びましょう)
2) 色の濃いシャツの方が、効果的に紫外線をカットします。
3) 日傘は、黒系統の色のものを選びましょう。
4) 目の保護にサングラスの使用は効果的です。
5) 日焼け止めは、UVBをカットする機能(SPF表示)だけでなく、UVAをカットする機能(PA表示)を兼ね備えたものを選びましょう。
6) 皮膚の老化を防ぐためにビタミンCとEを摂りましょう。
(ビタミンCとEは、紫外線によって皮膚に発生する活性酸素を抑えるなどの働きをします)
しかし日光にあたることで、ビタミンDの生成やカルシウムの吸収を早め、神経や筋肉の緊張をほぐし、新陳代謝を促進しますので、「お日様への感謝」も忘れずに・・・・・。
 
次回更新予定:2007年8月2日

第2回 プロゴルファーとの出会い 2007.07.12
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