【目的2:ウォーミングアップで障害を予防しよう】
ウォーミングアップは、障害の再発予防に大きく役立ちます。
ウォーミングアップをしないと筋肉の柔軟性が乏しく、関節の動きなどがスムーズでないため、特に気温の低い季節は筋肉の肉離れや腱の断裂などが起きやすい状態となります。
実際に第1打で思いっきりクラブを振って、腰を痛めたプレーヤーもいました。また、坂道を走ってももの裏の肉離れを起こしたプレーヤーもいました。
このような時、ウォーミングアップをしておけば自分の今の状態が確認でき、無理をしてケガをするようなことがなかったのではないでしょうか。
このようなスポーツ障害は、筋肉の柔軟性と大きく関係しており、筋温が上昇し、血行が促進されれば、筋肉の柔軟性の維持向上、障害発生の予防につながります。
また関節の可動範囲が狭いと膝や肩、腰などの負担が大きくなり、ケガを起こしやすくなります。
関節可動域は、その関係する筋肉と腱の柔軟性により決まり、筋肉の柔軟性が低下した状態では関節の可動域が制限されますので、筋温が上昇すれば筋肉の柔軟性の向上と共に関節可動域も大きく変化します。
肩や腰の可動範囲が広がると楽にクラブを振ることができますし、足首や膝、股関節の可動範囲が広がると歩く時の負担が少なくなり、疲れ難くもなります。